看護師の離職理由

看護師または准看護師として働いている人数は、全国でおよそ120万弱人と言われています。そのうち半数以上の約81万人ほどが看護師です。看護師の働く場も病院やクリニックだけでなく、訪問看護ステーションや介護・福祉施設など多岐に渡っています。

しかしその一方で看護師の離職率は相変わらず高く、慢性的な看護師不足が続いています。看護師の資格を持ちながら働いていない、いわゆる潜在看護師の数は60万人前後は存在すると推定されています。もしこの潜在看護師が全員復職すれば、今日本が抱えている深刻な看護師不足は一気に解決するとも言われています。

看護師の離職理由もさまざまだとは思いますが日本看護協会が行った調査結果で、離職理由として1番多かったのが妊娠や出産で、30.0%の看護師が妊娠や出産を理由に辞めています。これは看護師不足のなかで妊娠していても、残業や夜勤など過酷な環境で働かざるを得ないためです。

次に離職理由として多かったのが結婚で、28.4%の看護師が結婚で仕事を辞めています。たしかに「結婚で病院を辞めます!」というのが、1番無難で角が立ちません。結婚が理由で離職する看護師の本音は、これで残業や夜勤などをしなくて済むと思っているかもしれません。

結婚に次いで多かったのが子育ての21.7%ですが、これは複数の回答が可能なので妊娠や出産とダブルかもしれません。ただ今の日本では小さな子供を抱えて、看護師が常勤で働ける環境が少ないのも事実です。やはり小さな子供を抱えた看護師が、安心して働ける環境を整備することが必要です。

次に離職理由として多かったのが自身の健康が理由で、16.4%の看護師が仕事を辞めています。これも看護師の過酷な仕事の他に、精神的な理由があるようです。女性が多い看護師の職場では、同僚だけでなく上司との人間関係など難しい問題があります。

最後が家族の健康や介護が理由で、離職した看護師が6.8%もいました。家族の健康や介護の問題は、なにも看護師だけの問題ではあります。これからすべての人が抱える問題で、高齢化が急速に進む日本では避けて通ることができない社会問題です。

また新人看護師に限っていえば、1年未満に離職する新人看護師の理由の多くは理想と現実のギャップです。新卒の新人看護師の約10%が毎年離職している現実を、ただ単に最近の若者は堪え性が無いと思うのではなく抜本的な改善が急がれます。

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